聾唖者と云う経験から見た吉田松陰と谷三山の出逢いの考察

 嘉永6年に谷三山と吉田松陰は初対面を果たし、谷三山から見れば、私と初対面し筆談で会話するのはほぼ全員は初めての出来事で戸惑う事が多いのに、吉田松陰は妙に慣れていて、自分以外のつんぼと関わっているのではないかと感じたのだろう。

 吉田松陰から実弟につんぼがいますと聞かれ、谷三山は納得したのだろう。

 吉田松陰の方でも谷三山と筆談で会話している間に実弟である杉敏三郎には発声で言葉で教えるのではなく、筆談で言葉を教える方が効果的だろうと感じたのだろう。

 その後、吉田松陰は江戸で絵草子を買い、実家に送り、そして杉敏三郎は字がかけるようになったという経緯がありました。


参考文献

【伝記谷三山】

【谷三山と吉田松陰の出逢い】

【吉田松陰の唖弟】

【エピソードでつづる吉田松陰】

【歴史の中のろうあ者】

【日本聾唖秘史】