かつての全国ろう教育研究大会の悪夢が秋田県で再び起こそうとしている
昭和31年に秋田県立聾学校で日本ろう教育研究大会が開催しました。下の画像がその時の新聞記事です。
秋田魁新報昭和31年7月29日発行の記事より引用
かつての全国ろう教育研究大会が秋田県立聾学校で開催され、西川はま子が講演しました。
秋田県立聾学校の体育館や食堂で講演する西川はま子
※場所については昭和30年代の秋田県立聾学校卒業生から証言を頂きました。
西川はま子の講演を目撃した卒業生の証言によると西川はま子の講演は口を動かすのが早くて何を言っているのか全然分からなかったとの事でした。また西川はま子の講演を目撃した先生と親から西川はま子を手本に発音を上手くなってほしいと言われていました。
この出来事の後、秋田県立聾学校は口話教育に更に力を入れる様になり、秋田県立聾学校の口話教育の成果は東北内で素晴らしい結果となったが、基礎学力は東北内で最低という結果になってしまいました。
今年、全日本聾教育研究大会が秋田県立聴覚支援学校で開催される事はかつての悪夢が再び起こそうとしているのがとても怖いのです…。
http://www.kagayaki.akita-pref.ed.jp/51zenakita/
最近のろう教育界には日本語対応手話教育から聴覚口話教育に戻そうとする動きが強まっており、手話教育が再び無くなるという危機感に瀕しています。秋田県だけなく、全国にいるろう児達・ろう者達にとっては日本手話という言語獲得機会が一層遠くなってしまいます。
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