「三浦浩翁半生記」を観ました。
平成29年4月9日に渋谷・ユーロライブにて「三浦浩翁半生記」を初めて観る事が出来ました。
三浦浩は私が住んでいる秋田県出身のろう者で私の母校である秋田県立聾学校で最初のろう教員となっており、当時のろう社会では「聾唖界の巨星」と呼ばれ、ろう者達の為に活躍しました。
この三浦浩翁半生記は三浦浩が東京聾唖学校に入学してから卒業するまでの少年時代の様子を上映していました。最後のシーンは70才を過ぎた三浦浩が亡き両親の墓前にて手話で語りかけるシーンでした。このシーンに思わず、涙が出てしまいました。
私が驚いたシーンは三浦浩に手助けするろう女学生でした。そのろう女学生の立ち振る舞いが三浦浩の最愛の人に似ていたのでした。三浦浩の最愛の人は自分が亡くなるまで三浦浩を献身的に支え続けていました。その最愛の人が亡くなった時、三浦浩本人から自分は深い悲しみに明け暮れたという感覚を教えてもらったので、そのろう女学生を見た時はとても驚きました。
また、三浦浩の両親、長兄から三浦浩に対する想いの強さをはっきりと知る貴重な瞬間でもありました。
この「三浦浩翁半生記」は三浦浩の故郷である秋田県で上映会を実施していく事が私の目標の一つです。いつか実現していきたいです。
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