川本宇之介の手話取得についての再考察

大正13年

川本宇之介が東京聾唖学校で教諭となる


昭和5年

東京聾唖学校内に聾唖会館開館


昭和15年

川本宇之介著「聾教育学精説」発行


昭和5年から15年の間に川本宇之介は東京聾唖学校内の聾唖会館に出入りする聾唖者達の手話での会話を見る機会が多くなっており、聾唖者達の手話を見たり、聾唖者の内の誰かと手話での会話を重ねていく事によって、聾唖者並の手話表現が出来る様になり、手話の長短を文章で起こせる様になっていたのではないかと思います。


聴者が聾唖者並の手話表現していくには東京聾唖学校に勤務する聾唖教員から教わるだけでは足りず、多くの聾唖者達の手話を見たり、手話で話し合う等の積み重ねが必要になっており、その部分がずっと気になっていました。多くの聾唖者達の手話を見る機会が多くなるには何があるのか、考えていた時、聾唖会館を調べていく内にこれが新たなヒントになりました。



参考文献

  • 【川本宇之介の生涯と人間性】
  • 【藤本敏文】
  • 【大家善一郎の回想】
  • 【筑波大学付属聾学校同窓会史】
  • 【聾教育学精説】