聴覚障害者教育福祉協会と西川吉之助
聴覚障害者教育福祉協会は大正14年に設立した日本聾口話普及会が原点です。
大正14年 日本聾口話普及会
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昭和6年 聾教育復興会
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昭和17年 聾唖教育福祉協会
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昭和45年 聴覚障害者教育福祉協会
聴覚障害者教育福祉協会が実施している事業の多くは聾学校と連携している内容が多いです。全国聾学校合奏コンクール、全国聾学校絵画展、全国聾学校作文コンクール、読字力検定、聴覚障害児を育てたお母さんをたたえる会などです。
西川吉之助はわが娘西川はま子に口話教育で指導し、人として生きていられるように全身全霊をかけて育てていきました。西川はま子に対する口話教育の成果を全国各地で実演し、多くの人々を驚かせていったのです。そして、西川吉之助はわが娘西川はま子だけではなく、全国各地にいるろう児達の為に行動するようになり、日本聾口話普及会を設立する事になりました。しかし、口話教育の成果がなかなか出ない苦しみもあり、昭和15年には自殺しまいました。
それでも、西川吉之助の願いである「ろう児を人として幸せに生きてほしい」という願いが西川吉之助没後70年を経てもなお、生き続けています。
この様な出来事に対しては各々が思うところがあると思いますが、各々で判断してください。
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